私は広島地元のゲストハウスウェディングを行っている結婚式場で結婚式を挙げました。
森の中に位置しており、3月の上旬の挙式ということで、寒さを心配していましたが暖かないい気候に恵まれました。
その会場はチャペルと披露宴会場が別棟になっており、それぞれの間には広大な庭がありました。
天候次第ですが、とてもいい景観です。
館内もとても綺麗です。
木造のあたたかみのあるチャペルと、品のあるシックなデザインで洋風の披露宴会場があり、サニタリーや控室もきれいに整えられたいい会場でした。
スタッフのみなさんの対応も丁寧でとても印象がよかったです。
食事も抜群においしかったです。
費用はそれなりにかかりますが、十分満足のできるサービスを提供していただきました。
さて、ここまで会場の設備やサービスなどについてつらつら書きましたが、これには理由があります。
それは、端的にいえば「ゲストの目を気にした」からです。
私達夫婦の会社の方々は、両社とも社風的に「見た目」を気にする人々が多かったのです。
結婚式では席次表で新郎新婦の企業名が多くの方に知れ渡ります。
よくも悪くも見栄っ張りな人々が多い企業風土であったため、その後の評価にかかわるかもしれない危機感すらありました。
少し考えすぎなところもあったのでしょうが…。
そのため、会場の格式・サービスなどにぬかりがあっては困ると、ひとつひとつ細かくチェックして広島の結婚式場で選定し、エルセルモを選定後は準備を進めしました。
そんな状況で有ったため、結婚式に対してテンションが上がるというよりも「ぬかりはないか、粗相はないか」という心配のほうが大きいまま当日を迎えました。
私達の心配をよそに、式は滞りなく進み、披露宴に入りました。
ここで、大きなハプニングがありました。
挨拶に立った私の上司が、感極まって涙したのです。
部下の披露宴で上司が涙するというのはあまり聞いたことがないし、そもそも上司が泣いたところを見たことがなかったので、私は驚いてパニックになりました。
しかし、いつもこっぴどく私を叱っていた上司が涙するほど結婚を喜んでくれていたこと、そして恥ずかしがり屋で、本心をさらすことのない上司が人前で感極まった姿を見てとてもうれしくなりました。
その姿は会場の多くの人も感じていたようで「上司に泣かれる結婚式は初めてみたよ」「いい会社に勤めたね」「いい結婚式だった」と沢山の暖かい感想をいただきました。
格式(伝統あるホテルで…という見た目意識という意味)を意識する人もいたのですが、会場の設備・雰囲気・対応などそれぞれの評価も高く、ゲストハウス式の結婚式でも全く問題ありませんでしたし、むしろ好評でした。
最初は粗相のないように…ちゃんとしなきゃという意識ばかり結婚式の準備を進めていましたが、上司のおかげで最高に温かい結婚式になりました(笑)しかしながら、この結果を生み出すことができたのは広島の結婚式会場とそのスタッフのみなさんのおかげだと思います。
私達が意識しすぎたのかもしれませんが、自分たちが会場を気に入り、スタッフの方々を信頼できれば、どんな会場でも皆さんが満足のいく式を作れるのだと思います。
皆さんの結婚式が温かく素晴らしいものになれば幸いです。