宇宙ではアメリカとロシアは強力を継続!今後の宇宙展開の行く末は?

米航空宇宙局(NASA)とロシアの宇宙機関ロスコスモスは15日、各国の宇宙飛行士が相手国の宇宙船に乗り込み、国際宇宙ステーション(ISS)に移動することで合意したと発表した。


ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり両国の緊張が高まる中、宇宙分野での協力関係を維持するために合意した。


9月に打ち上げられるロシアのソユーズ宇宙船には、米国1名、ロシア2名の宇宙飛行士が搭乗する予定。


また、同月に打ち上げられる米国の宇宙船「クルー・ドラゴン」には、ロシア人1名、米国人2名、日本人宇宙飛行士の若田光一が搭乗する予定です。


これまでソユーズ宇宙船には米国の宇宙飛行士が搭乗していましたが、クルー・ドラゴン宇宙船にロシアの宇宙飛行士が搭乗するのは今回が初めてとなります。


米ロは以前からこの協力について話し合っていたが、ウクライナ侵攻の影響で、合意に至るかどうかが注目されていた。


一方、ロシアのプーチン大統領は3月15日、ロスコスモスのドミトリー・ロゴジン社長を解任し、後任にユーリー・ボリソフ副首相(宇宙・軍事産業担当)を起用する大統領令に署名した。


ロゴジン氏はSNSへの投稿で、ウクライナ侵攻に伴う米欧の制裁に対し、
「我々との協力をやめたら、誰がISSが米国や他の国に落ちるのを防ぐのか」と述べた。


また、ソユーズによる米国などへの宇宙飛行士輸送を止めることをちらつかせ、制裁解除を訴えた。


3月、米国のソユーズに搭乗した宇宙飛行士は無事にカザフスタンに帰還した。


今秋には、ISSに長期滞在中のJAXAの若田光一宇宙飛行士に、ロシアのアンナ・キキナ宇宙飛行士が搭乗する予定だ。


米露の宇宙協力について挑発的な発言を繰り返してきたロゴジン大統領は退任し、別の政府の役職に就く予定だ。


今後の宇宙航空については各国の協力を含めて注視していく必要があります。


宇宙では人類が手を取り合って発展させていかなければなりません。