日のTBS系「サンデーモーニング」(日曜・前8時)で、政治家と旧統一教会の「世界平和統一家庭連合」との関係が取り上げられた。
岸田文雄首相が10月10日に内閣改造の意向を示し、「新閣僚だけでなく、現閣僚、副閣僚にも関係団体との関係を徹底的に点検し、結果を明らかにし、適切に見直すよう指導したい。
新閣僚だけでなく、現閣僚・副大臣に対しても、関係団体との関係を十分に点検し、その結果を明らかにし、適切に見直すよう指導したい」と述べたという。
一連の問題について、コメンテーターでジャーナリストの青木理氏は、「大事なことなので強調しておくが、安倍元首相の射殺をパンドラの箱を開けたと見るのは絶対にまずい。
ある意味、暴力の連鎖の火種になりかねないので、そういう捉え方は絶対にダメだということを強調しなければならない」と述べた。
さらに、「私は逆で、1970年代から80年代にかけて、霊感商法や合同結婚式など、数々の社会問題を引き起こしてきた反社会性の強いカルト教団に対して、警察や政府が対応するべきだと考えています。
もし、警察や政府がもっと早い段階から調査に乗り出していれば、その時点で被害をある程度抑えることができたかもしれません。
しかし、そうしなかった。
そして、「今回の事件は、政治的な意図や不作為によって、教団の温存によって蓄積された被害が爆発したと考えるべきだろう。
だとすれば、政界と統一教会の関係をきちんと整理し、日本社会がある程度、統一教会と決別しなければ、また同じような事件が起こるのではないかと思います。
岸田さんをはじめ自民党は、もっと真剣に統一教会との関係を歴史も含めて調査・解明し、きっぱりと決別することを宣言すべきだと思います。